MEO対策?Googleビジネスプロフィールでアカウント停止になる違反になる行為とは

効果的なMEO対策と聞いたから、Googleが定めるガイドラインに違反した行為と知らずに鵜呑みにしたままやってしまっている方もいますし、どうせバレないからと知りつつも違反行為をやっている方もいます。
前者でも後者でもGoogleにしたら関係はなく、どちらも違反行為をしているアカウントと一括りにされてしまいます。前者の方はそうならないためにも、正しい知識を身に付けるということがとても大切だと私は考えています。

この記事では、知らないうちにやってしまいがちなGoogleビジネスプロフィールのガイドライン違反の紹介と、ガイドラインに違反するとどうなるのか紹介したいと思います。

目次

Googleビジネスプロフィールのガイドラインとは?

そもそも、Googleビジネスプロフィールのガイドラインとはなんでしょうか?
それは、質の高いローカルビジネス(個人や中小企業問わず、地域に根付いた店舗型ビジネス)の情報をGoogle検索、Googleマップ検索で掲載されることを目的としたガイドラインになります。

Googleビジネスプロフィールのガイドラインは、ヘルプページに記載があるので詳しく知りたいという方は「Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン」をお読みください。
こちらの記事では、その中から特にやってしまいがちな、「(ビジネスの)名前」と「ビジネスの説明」に関して紹介します。

「名前」のガイドライン違反

ビジネスの正式名称を入れる箇所が、「名前」です。
ここでポイントとなるのは、”正式名称”を入力しないといけないということです。

渋谷にあるイタリアン料理店の「Buono」というお店があったとします。このお店を例にして、Googleビジネスプロフィールにおける、ガイドライン遵守と違反の表記を見てみます。

  • 遵守:Buono
  • 違反:渋谷のイタリアン料理「Buono」子供連れからカップルまで幅広い層に美味しいと人気のお店です!

違反している記入例を見てみると、店舗名以外にキーワードをたくさん入れているのが分かります。なぜこのような行為をするかというと、Googleマップでの検索の評価には店名がとても重要で影響力があるからです。そのため、多くのキーワードを入れて、Googleマップでの検索上位を狙うためにキーワードを詰め込んでいます。

ですが、「名前」に正式名称以外のキーワードを入れるのは違反行為です。絶対にやめましょう!

「ビジネスの説明」のガイドライン違反

Googleビジネスプロフィールでは、750文字以下でビジネスのの情報を登録することができます。こちらでもガイドラインが定められているので気をつけてください。まずは「Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン」で定められている、ガイドラインを一覧で紹介します。

  1. ユーザーの誤解を招く恐れがある情報の公開
  2. 質が低く関連性もない、閲覧の妨げとなる文字を含む情報の公開
  3. キャンペーンや特典などを過度に強調する情報の公開
  4. リンクの公開
  5. 不快感を与える不適切な情報の公開

こちらでは特にやってしまいがちな、1〜3の内容について詳しく紹介していきます。

ユーザーの誤解を招く恐れがある情報の公開

簡単に説明をすると、過度なPRを含んだ表記は避けましょうというのがこちらの内容です。よくある表記の例を下記に記載して紹介します。

  • 学習塾の場合:有名大学に絶対合格!
  • エステサロンの場合:アンチエイジング効果で若返ります

上記のように、「絶対」や「100%」など根拠がないのに決めつける表記や、「アンチエイジング」や「若返り」、「メタボ」などの薬機法で使用できないと定められている広告表現などはGoogleビジネスプロフィールでも使用してはいけません。

質が低く関連性もない、閲覧の妨げとなる文字を含む情報の公開

質が低い、関連性がないコンテンツとはどのようなものでしょうか。こちらも下記で例を挙げて紹介します。

  • 質が低い:誤字や脱字が多いコンテンツ
  • 関連性がない:ビジネスと関係のないコンテンツ

上記があげられます。また、過度な「絵文字や顔文字」の使用に関しても「質が低い」となる可能性が高いので、使用することをオススメしません。これら全体の質を見て「閲覧の妨げになる」と考えられます。

キャンペーンや特典などを過度に強調する情報の公開

ビジネスの情報は、お店のことやどんなビジネスをやっているかなどの紹介をする場所です。なので、こちらではキャンペーンや特典の情報を表記しないようにしましょう。例えば下記のような表記は知らぬうちに記載してしまいがちなのでお気をつけください。

  • 冬の売り切り大セール!30%OFFで全品購入!
  • 新生活キャンペーン実施中!来店者全員にプレゼントします!

いかがでしょうか?
キャッチーな文言なので、ついつい入れたくなってしまいますが、これらの情報は「投稿機能」を使用したらアピールすることが可能です。また、投稿機能を使用すると、外部リンクも設置できるので、より効果的にアピールすることができるでしょう。

クチコミにもガイドラインは存在する

先ほどまでは、オーナーが直接Googleビジネスプロフィールに登録をしてガイドライン違反を紹介しましたが、第三者が投稿をするクチコミにもガイドラインが定められています。
その中でも、やってしまいがちなクチコミのガイドライン違反を紹介します。

スパムと虚偽のクチコミ

クチコミとは本来、お店に実際に来たお客様が自発的に行う行為です。これを依頼してやらせのクチコミを書いてもらtたり、評価を操作するのは、Googleガイドラインに違反をしている行為に該当するのでやめましょう。

次回割引やサービスを提供してクチコミを書いてもらう

実際に来店してくれたお客様だったとしても、「クチコミを書いてくれたら次回10%オフでサービス提供しますよ」だったり、「クチコミを書いてくれたらサービスを追加しますよ」というように、クチコミを書いてもらうことを依頼するのもガイドラインに違反しているのでやめましょう。

ですが、お客様に「クチコミを書いてください」とお願いする行為自体は禁止されていないので、クチコミをしやすいようにQRコードを用意しておくのは効果的といえます。ガイドラインに違反しないプロモーションを心掛けましょう。

ガイドラインを違反するとアカウントが停止する?

はい、最悪アカウントを停止される恐れがあります。
とはいえ、GoogleもGoogleビジネスプロフィールの情報が全て正しいか、どのGoogleビジネスプロフィールが違反をしているか網羅しているわけではありません。

なので、実際に名前にキーワードを入れていてもアカウント停止になっていないお店が多数あるという状況になっています。ですが、Googleはガイドラインに違反しているお店を放置しているわけではありません。自分たちで情報を網羅できないなら、Googleマップを使用している第三者ユーザーが通報できるようにしたのです。

Googlビジネスプロフィール ヘルプ「Business Redressal Complaint Form」←違反フォーム(英語)

もし違反しているお店があったら、違反フォームから申請してみましょう。ですが、いきなり違反申請をするのではなく、一度Googleマップ上からビジネス名の変更申請をして、反映されたものの後日元に戻っていたというやりとりを複数回繰り返したら違反申請するなどのステップを踏むと良いでしょう。

その際は下記のような文章で報告してみてください。

I found a business name that violates the Google Business Profile guidelines, so I applied for a change and it was accepted. However, when I looked at it again at a later date, it returned to the violating business name, so I applied for a change again, but it soon returned to the original name. I repeated this kind of exchange, but I reported it because it did not improve at all. Please check and take appropriate measures.

和訳
Googleビジネスプロフィールのガイドラインに違反している、ビジネス名を見つけたので変更を申請して受理されました。
しかし、後日改めて見てみると、違反しているビジネス名に戻っていたので、再び変更申請を行いましたが、すぐに元に戻ってしまいます。
このようなやり取りを繰り返しましたが、一向に改善しないため報告させて頂きました。ご確認の上、適切な処置をお願いいたします。

違反行為を通報するのは気が引けるという方もいらっしゃるかと思いますが、ちゃんとガイドラインに沿って真面目に運営している方の情報が、スパム行為を行っている情報のせいで埋もれてしまう方がマイナスなことだと考えます。

MEO業者を選ぶときは慎重に!

「ちょっと自分じゃ運用が難しいかも」「本業があるので手が回らない」という方は、Googleビジネスプロフィールの運用を外部委託することもあるでしょう。その際の業者選びは慎重にしないと。ガイドラインに違反してアカウントが停止になる可能性があります。

「MEO対策します!」「Googleマップで上位表示させます!」といって悪質な違反行為をするMEO業者がいますが、Googleビジネスプロフィールはどういう仕組みになっているのか、を説明してもらいその上でどのような施策を打つのかをしっかりと説明できるところにお願いするのも効果的です。

また、業者に依頼する際に、こちら側から「ビジネス名で違反しないでください」「クチコミのスパムはやめてください」と伝えることも有効です。
もし悪質な行為で上位表示させようと思っている業者でしたら、あちらからお断りの連絡がくると思うのでその際は悪質なMEO業者に依頼しなくて良かったと考えるようにしましょう。

あからさまに違反行為をしそうな業者の見分け方を紹介します。
まず、Googleマップで「WEBコンサルティング 東京」などと検索をしてみてください。WEBコンサルを謳っているにも関わらず、ビジネス名にキーワードを入れている会社や個人の方が結構いることにビックリします。このような方にコンサルを頼んでしまうと、自然に違反行為をしてくることでしょう。

このように分かりやすかったら良いのですが、実際にはちゃんと話を聞いてみないとわからないので、一度ヒアリングして質問しまくることをおすすめします。

まとめ

Googleビジネスプロフィールのガイドライン違反について説明をしました。
ガイドラインを違反すると、確かにGoogleマップで上位表示されるなどの効果があるかもしれません。ですが、その成果は一時的なもので中長期で考えると足かせになってしまう可能性も高いですし、最悪アカウントが停止になってしまう行為です。

アカウントが停止になってしまい、アカウントが復旧できなくなるとゼロからGoogleビジネスプロフィールを作り直さなくてはいけません。そうなるとクチコミなどの今までの財産も消えてしまうので大きな損害になってしまいます。

Googleビジネスプロフィールだけではなく、WEBサービスを利用する際はスパム行為をせずに正攻法でコツコツと運営することをおすすめします。

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