Googleビジネスプロフィールを始めたらホームページは必要ない?いいえ、とても重要です!

Googleビジネスプロフィールを始めた方から、「ホームページはいらないですか?」「ポータルサイトへの掲載をやめても良いですか?」というような質問をたまに頂きます。確かに「地域名×キーワード」のようなローカル検索結果の上位に、Googleマップの情報が表示されるようになったことで、Googleビジネスプロフィールの重要性が高まっているといえます。

ですが、Googleマップで上位表示させるためにはどうしたら良いのでしょうか?同業他社の方も本気になって取り組み始めたとき何が差別化になるのでしょうか?

今回はホームページの重要性に視点を当てて、Googleビジネスプロフィールとどのように分けて運営をすれば良いのか紹介したいと思います。

目次

ホームページとGoogleビジネスプロフィールは共存させるべき

ローカルSEO(Googleマップで、Googleビジネスプロフィールの情報を上位にあげる施策)の具体的な施策として、下記の内容がよくあげられます。

  1. クチコミの獲得と返信
  2. 投稿機能の活用
  3. ホームページへの情報掲載と運用
  4. ホームページにGoogleマップのリンク設置

この中で完全にGoogleビジネスプロフィールで完結する内容は、1のクチコミの獲得と返信のみで、他の項目に関してはホームページとの情報連動させることで効果を発揮できると考えています。

投稿機能の活用

投稿機能とは、ビジネスオーナーがお店の情報をGoogleビジネスプロフィール上で発進することができる機能です。投稿機能で情報を発進するときは、どのキーワードを使用するか、ユーザーはどのようなキーワードで検索をするかを意識してみてください。

上記は「居酒屋 個室」で検索した際に、投稿機能に使用したキーワードが、Googleマップの検索結果に反映されている店舗情報です。クチコミもキーワードとして重要ですが、お客様に依存してしまうので狙ったキーワードを入れることができません。しかし、投稿機能はオーナーが自由に発進することができるのがポイントです。

さらに、ホームページへリンクさせることもできるので、キーワードを使用しているブログ記事やメニューページと連動すると良いでしょう。

ホームページへの情報掲載と運用

Googleビジネスプロフィールの情報をGoogleマップに上位表示させるのと、ホームページをGoogle検索結果に表示させるのは別のアルゴリズムが影響しています。しかし、Googleマップで検索上位にするためには、ホームページのSEOも影響があるとGoogleビジネスプロフィールのヘルプページに記載があります。

ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度に影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。

Googleビジネスプロフィール ヘルプ | Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する

ホームページのSEO評価を上げるための施策として、ブログを書くことがあげられます。定期的に記事を書いて発進することで、徐々にではありますがGoogleからの評価が高まってくることでしょう。SEOは、ローカルSEO(MEO)に比べて中長期の戦略が必要になってきますが、お店とって財産になるのでコツコツと更新し続けることが大切です。
また、書いたブログ記事はGoogleビジネスプロフィールの投稿機能を使用して発進することで、相乗効果を高められることでしょう。

ホームページの情報は、Googleマップでの検索結果にも反映される

上記はGoogleマップ上で、「ハンバーグ デミグラスソース」で検索した検索結果です。Googleビジネスプロフィール上で、「ハンバーグ デミグラスソース」というキーワードは使用されていませんが、ホームページのメニューページで、該当キーワードが使用されていたので検索結果に表示されました。

もしホームページとGoogleビジネスプロフィールに、該当キーワードが使用されていなかったら、検索結果に反映されることはありませんでした。理想的なのは、ホームページとGoogleビジネスプロフィールのメニュー情報を一致させることですが、片方だけでも検索結果に反映されるということがわかりました。

ホームページ上でもGoogleマップの情報を掲載する

ホームページでもGoogleマップへのリンク先を設置すると、より関連性を構築できるといえます。上記の参考画像のように、Googleマップを埋め込んだり、Googleマップへのリンクを設置すると良いでしょう。

また、これは仮説にはなりますが、SEOがローカルSEOにも影響を与えるのであれば、Googleビジネスプロフィールの評価が高くなると、ホームページのSEOにも良い影響を与える可能性が高いと考えています。特に、クチコミの評価と数は重要な指標になる可能性が高いです。

Googleビジネスプロフィールとホームページどちらも運用することが重要だと考えています。

話題性のある情報を発進して「サイテーション」を獲得する

お店の名前などがブログやSNSで書かれる頻度が高いと、Googleマップの検索をはじめとするローカルSEOで上位表示になる可能性が高くなります。これを「サイテーション」といいます。

SEOでは、被リンクを獲得するのが重要だと考えられていますが、サイテーションはリンクの設置がなかったとしても店舗名やサイト名、住所、電話番号などが引用された際に被リンクのような効果があるといわれています。

サイテーションが被リンクと同じくらいの効果があるかは定かではありませんが、一定の評価向上に繋がることは間違いないと考えています。「ユーザーの行動を操作することはできないし、あんまり意味がないかも」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、ユーザーが情報を発進したくなるようなメニュー開発をするのも差別化のひとつになります。

例えば、以前だとインスタ映えという言葉がありましたが、あのようにインスタをはじめとするSNSでお店の名前がたくさん紹介されると、ローカルSEOにも影響がある可能性が高いです。このように、お客様がSNSなどで言及したくなるメニューを開発するというのは、WEBマーケティングの視点から考えても効果的だといえるでしょう。

まとめ

今回は、Googleビジネスプロフィールだけではなく、ホームページも重要で一緒に運用することで相乗効果が期待できると、ということを書いてみました!
ホームページを作ってからあまり触っていないという方がいたら、まずはブログを書くことから始めてみてください。中長期の戦略にはなってしまいますが、しっかりと良い情報を提供することで、お店の財産になることは間違いありません。

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